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論文

Positronium formation in room temperature ionic liquids

平出 哲也

Materials Science Forum, 607, p.232 - 234, 2009/00

ポジトロニウム(電子と陽電子の結合状態)形成を利用して、イオン液体中の溶媒和されるまでの電子の状態を調べるために、陽電子消滅寿命(PAL)及び時間分解陽電子消滅$$gamma$$線エネルギー(AMOC)の測定を行った。絶縁物質中のポジトロニウム形成は、スパー反応モデルでうまく説明できる。入射された陽電子は周囲原子分子をイオン化・励起し、スパー形成を繰り返し、陽電子自身は最後のスパーで熱化することになる。そこで陽電子はイオン化の際に放出された電子とポジトロニウムを形成する機会を得る。一旦、電子と陽電子がどこかに局在すると移動度が大きく減少するために、ポジトロニウム形成は起こらなくなる。つまり、ポジトロニウム形成は電子と陽電子が局在する以前に起こるため自由に拡散している電子の情報を得ることができる。例えば、電子が比較的長い時間、自由に拡散していると、その間ポジトロニウム形成が可能となる。通常、電子はピコ秒程度までには局在すると考えられるが、イオン液体中では従来の多くの物質中の現象と異なり、数十ピコ秒程度まで電子が自由に拡散していることが明らかとなった。

論文

Interlaboratory comparison of positron annihilation lifetime measurements

伊藤 賢志*; 岡 壽崇*; 小林 慶規*; 白井 泰治*; 和田 健一郎*; 松本 昌高*; 藤浪 真紀*; 平出 哲也; 誉田 義英*; 細見 博之*; et al.

Materials Science Forum, 607, p.248 - 250, 2009/00

現在までに陽電子消滅寿命測定(PAL)の標準化が行われたことはない。標準がないと各々の研究室データの比較における信頼性の欠如に繋がる。そこで標準化への第一歩として、金属,高分子,シリカガラスの3種類の試料において合意した測定、及び解析手法で測定を行い、研究室間において比較を行った。金属試料では1寿命成分、それ以外では3寿命成分で解析を行った。陽電子寿命、及びオルソーポジトロニウム寿命に関して、研究室間における測定結果の違いが起こる原因について考察した。その結果、研究室ごとに使用している検出器の形状,配置などが異なり、コンプトン散乱された低エネルギーの$$gamma$$線がもう一方の検出器に入ることで寿命スペクトル上にゆがみができるためと考えられた。検出器間に薄い金属板を挿入することで、各研究室間の違いが低減されることを確認した。

論文

Positron lifetime study on degradation of TiCrV hydrogen storage alloy

河裾 厚男; 荒島 裕信*; 前川 雅樹; 伊藤 秀明*; 兜森 俊樹*

Materials Science Forum, 607, p.122 - 124, 2008/11

アーク溶解法によって作製したTi$$_{24}$$Cr$$_{36}$$V$$_{40}$$水素吸蔵合金中の水素吸蔵サイクルに伴う格子欠陥の発達過程を陽電子寿命測定法を用いて研究した。一回の水素化では転位型欠陥が生成することが見いだされた。転位に付随する陽電子寿命値は、さらなる水素吸蔵サイクルではほとんど変化しないことが見いだされた。この結果は、一回の水素化で導入された転位密度が陽電子捕獲率のダイナミックレンジを越える量であることを示している。20回の水素化では、400$$sim$$500ピコ秒と1.9$$sim$$2ナノ秒の長寿命成分が得られた。これらの陽電子寿命は、さらなる水素吸蔵サイクルでも変化しないが対応する強度は増加することが見いだされた。おそらく、水素吸蔵サイクルで生成した空孔型欠陥が集積してマイクロボイドに発達したものと考えられる。一方200回の水素化後、水素吸蔵量は初期値の90%まで低下することが明らかになった。転位型欠陥とマイクロボイドの生成が、水素吸蔵量の低下の一因となっていると推測される。

論文

Atomic scale study of surface structures and phase transitions with reflection high-energy positron diffraction

河裾 厚男; 深谷 有喜; 橋本 美絵; 一宮 彪彦; 成田 尚司*; 松田 巌*

Materials Science Forum, 607, p.94 - 98, 2008/11

現在、われわれは反射高速陽電子回折による表面物性研究を行っている。反射高速陽電子回折の優位性は表面第一層での陽電子全反射の発現にある。報告では、幾つかの未知の表面構造と相転移について、最新の研究結果を報告する。

論文

Application of positron microprobe for nuclear materials

前川 雅樹; 河裾 厚男; 平出 哲也; 三輪 幸夫

Materials Science Forum, 607, p.266 - 268, 2008/11

陽電子マイクロビーム装置を開発した。市販の電子顕微鏡の収束レンズを用い、陽電子ビームを試料上で最小1.9ミクロンのサイズにまで収束することに成功した。また、陽電子の消滅パラメータ(Sパラメータ)の2次元走査にも成功した。本装置を用い、応力腐食割れを起こしたステンレス鋼の亀裂先端部周辺でのSパラメータの空間分布を取得したところ、亀裂先端部よりもさらに離れた場所でSパラメータの上昇が見られた。これは亀裂の進展に先立ち、空孔型欠陥が導入されていることを示している。

口頭

Summary of 9th International Workshop on Positron and Positronium Chemistry

平出 哲也

no journal, , 

第9回陽電子・ポジトロニウム(Ps)化学国際ワークショップ(PPC-9)が、中国、武漢で2008年5月11日$$sim$$15日に開催される。PPC-9実行委員会からの要請で、PPC-9で発表される最近の成果の中から、特にPs$$_{2}$$(Ps分子)創生,Ps形成などを中心に関連する研究についての総括を講演する。

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